namoの毎日

ふわふわした息子のスイッチがいつ入るかのリアルな記録

綿花

この間、namoと西脇市まで、綿花の収穫と播州織の見学にいった!

 

namoは肌があまり強くなく、特に冬場は調子が悪くなり、ブツブツザラザラになる。化繊の速乾性のあるTシャツとか、夏場はぜんぜんどおってことないのに、乾燥する冬場はかゆくなったりする。なので、基本肌に直接触れる部分は綿100%の下着とか服を着せるようにしている。

 

で、その綿の原料が、これやで。

 

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と、namoに教えた。これがnamoのパンツやシャツになるとは。綿花とは不思議な植物やなぁ。

 

これ、古代のミイラの体の中にも詰められてたり、包帯になって巻かれてたりするんかな。

ミイラの包帯からnamoのパンツまで今も変わらず使い続けられているということは、やっぱ綿って、身につけるものとしては特別素晴らしい素材ってことやん。


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母がミイラに想いを馳せる一方、namoはどんどん綿花を収穫していた。すぐ飽きるかとおもいきや、実の中からふわふわの綿がどんどん出てくるのが面白いらしく、結構頑張って収穫してた。種をたくさんもらったから、春、庭に植えてみよう!

 

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そうそう、私の大好きなヤギもいた。

やっぱ可愛い。黒い小さいの、大きくならない種類の子かな?人懐っこかった。

播州織の工場の中も少し見学したら、糸を作る機械、布を織る機械が動いていて、オシャレな人たちが働いてた。国産の綿はすごく少ないらしい。だから日本で綿といえば、ほぼ外国から輸入したのを使ってるんやな。

 

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namoは何の疑問もなく、稲を刈れと言えば刈るし、綿花を摘めといえば摘む。私は稲を刈れば卑弥呼、綿花を摘めばミイラの気持ちになるけど、namoはそういうんじゃない。

 

何でそんなことするかとか目的とかそういうのはnamoは考えない。目の前のことが楽しそうかどうかだけ。でも多分こういうことを繰り返してたら、きっと、学校の勉強とつながる日が来る。

 

このふわふわのやつさぁ!学校でも育ててるで!

 

って言ってたけど、そういうことよ。あの時学校で習ったアレはこれの事か!この布に使うのか!ってひとつわかったやん。

 

稲刈ったり綿花摘んだりして、そのうち、農業のこととか、自給率、エネルギーのこと、さらに日本だけじゃなくて、外国とのつながりとかを、考えるきっかけになったらいい。

 

namoは今は何も考えてないけど、こういう経験をたくさんしたら、勝手にそういうアンテナが敏感になって、当たり前に自分で考えられる人になるんじゃないかなって思っている。 

 

そこで大事になってくるnamoのいいところ、初めてのことを抵抗なく受け入れるところ。とりあえずなにも考えずになんでもやってみる。

 

namoは勉強が大嫌いだけど、自分学習してるとこ見てると、やる意味がわかったらちゃんとやれるんやと思うんよなー。

 

学ぶ楽しさなんて私は成人してからやっとわかって、それでもとりあえずギリ間に合ってるから、namoも大人になるまでに分かったらいい。