namo、女子から、好きな子いーひんの?
ときかれたらしい。好きやな、女子はそういう話。
namo、
今は自分が1番すき。って答えてんけどさー、そしたら、めっちゃ笑われた。
でしょうね。
じゃあ1番好きな女子って誰なん?と聞くと、
んー。おチビかな。お姉は最下位やな。
廊下から、
おい!!聞こえてるで!!
と、お姉の声がして、namoは変な顔して肩をすくめている。
誰かnamoのことを好きな女子おらんの?と聞いたら
そんなん、人の気持ちはわからへんわ。わかるんやったらすごいわ。
と、もっともなことを言う。
あの毎年チョコくれる子は?
んー。今もめっちゃ話しかけてくれるで。今も好きでいてくれるかは、分からん。人の気持ちは分からんからな。
一丁前なことをいう。
よく一緒にキャンプ行くあの子は?namo、あの子のこと、好きやろ。みんなでおっても、気づいたらよく2人で遊んでるやん。
好きっちゃー好きやけど、妹って感じやな!
いや、弟って思われてるかもよ。
まさかそんなことないやろー。namoが年上やねんから。きょうだいて感じやな。おチビの次に、仲良しやな。
まじでか。そういうのが漫画では高校生になったら恋に落ちる王道のやつちゃうん。と思ったけどそういうのからかうのはオバサンぽいから言わなかった。
6年のお姉さまたちはどうよ?みんな優しくて可愛いやん。
げー!なんでやねん。いつもえらそうにされるし、アホとか気持ち悪いとかいわれるし、全然ちがうわ!!
は?誰が偉そうやって?!
と、お姉がまた話に割り込んでくる。自分が文句言われてると思うと、すぐ反応するんや。
namoのいいところ、お姉さまたちからのかわいがりにより、メンタルが鍛えられているところ。