namoの毎日

ふわふわした息子のスイッチがいつ入るかのリアルな記録

吹奏楽

中学で、吹奏楽部に入り、バリトンサックスを担当することになったお姉。

 

帰ってきてグッタリ。どうしたんや?

 

はじめて一年生も合奏してんけどさー、先生が、鬼やった。めっちゃ怖い。

 

アハハ!やっぱ先生怖かったんや。理不尽なことで怒る?

 

そう!そやねん!いうてることはその通りかもしれんけどさ、言い方よ。しかもツェーとかベーとか意味わからんし、楽譜も読み替えが合ってるかわからんし、指もあってるかわからんし、パニックや。しかも楽器配られてから本番まで1週間しかない。

 

えー!そんなことあるー?!先生には教えてもらわれへんの?あってますか?って聞かれへんの?

 

アカンアカン!聞けるわけない!先生に聞いたら、先輩に聞いてください。しか言われん。バリトンサックス1人しかおらんし、先輩はテナーだから音が違うし、どうしたらいいんや。

 

そうか。ほな、うしろにチューバのパイセンおるやろ?だいたい音似てるから、真似したらいける。または、吹いてるフリして息止める。

 

バリサク1人しかおらんから息止めたらバレるやん。

 

んー、ほな、なんか合いそうな音適当にブッブーって鳴らしとく。伴奏やからな、曲に合うてたらバレへん。雰囲気的にミやったらいけそうとか、ラが合いそうかなとか、あるやん。

 

言うてる意味はわかるけど、ママがやりそうな作戦って感じ。そんなん無理!!

 

てか、バリトンサックス用の楽譜なんやろ?そのまま吹いたら合うようにできてるんちゃうの。

 

それが、ちゃうねん!ドがドじゃないねん。だから、ずらさなあかんねん。先輩は見たら読み替えて吹けるらしい、しかも暗譜。

 

えー?そんな強豪やったっけ?えらい本格的やな。

 

そやねん。先生がこだわり強くてむずい。泣ける。

 

ママもさ、吹奏楽部の時たしかにサックスのドはピアノのドと違うって、知ってはいたけど、部活の時はその楽器の専用の楽譜配られて、そのまま読んでたけどな。バリトンサックス用の楽譜じゃないのをもらったん?

 

いや、バリトンサックスって書いてある。

 

えー、それバリサク用の楽譜の意味がないやん、ややこしいな。とにかく先輩に教えてもらい。楽譜ミスってたらとんでもないことになる。

 

うん。がんばってみるわ。。。

 

けどさ、楽器やるの初めてですみたいな子もおるやろ、難易度高すぎひん?毎回どんだけ頭の体操せなあかんの。嫌になって辞める子続出するんちゃうん。

 

うん、すぐやめた子おる。私は楽器自体は楽しいから、頑張ろうと思うけど、、、

 

お姉、根性あるやん。

 

あのさ、バリトンサックスって重すぎて持って帰って練習とかできんやん、だからバリトンサックス買ってくれ。とはいわんけどさ、電子サックス的なやつ買ってや。家で練習する。ママもやりたい言うてたやん。

 

おー!いいね、じーじにもらった入学祝いで電子サックス買おうや。ママもやりたい!ヘッドホンして夜な夜なコナン君の曲吹きたいわ。

 

楽器買う時は先生に、必ず相談しなさいといわれてるけど、どうする?

 

いやいや。リアル楽器じゃないし、いいよ。そんなん買う必要ありませんとかケチついたら嫌やん。黙ってコッソリ買お。ママが欲しいから買ったってことにしてさ。

 

いーね!!コソ練やな。週末、楽器屋さんいこうや。

 

お姉のいいところ、真面目ポジティブ。アンテナが敏感で、こだわり強めなオバサン先生の攻略法を察知できるところ。その感性鍛えるのめっちゃ大事。

 

しかし、中学の吹奏楽部で、そんな本格的なことするの、普通のことなんかな?もっと楽しく気楽に音楽ができたらいいのにな。