namoの毎日

ふわふわした息子のスイッチがいつ入るかのリアルな記録

気遣い

この間、私の友達が体調を崩していた。そのことについて、頭が痛くて調子悪いんやって。心配やなぁ。ってなにげなくnamoに話した。

 

namoはそのときテレビを見ていて、聞いてるのか聞いてないのか分からなかったんやけど、その翌日、その友達から連絡があった。

 

namo君に会ったんやけど、私の体調を気遣ってくれた!優しい子や!

 

って。たまたま会って瞬時にそのことを思い出して気遣いの言葉をかけられるのはすごいことやと。

 

namoのいいところをこうやって人から教えられるのはとてもうれしい。

 

話聞いてないと思ったけど聞いてたのか。とてもそうは見えなかったけど、心配してたんやな。全然期待してない奴がたまに優しさ発揮するとめちゃくちゃ優しい奴に感じる。ギャップ効果。

 

namoは得してるよなー。私は良い事をしてもいつも当たり前っぽく思われる。ってお姉が文句言う。

 

そんな事ないんやけどなぁ。お姉は、気遣いすごいし真面目だし、周り見えてるし空気読めるし。なにより人の意地悪を徹底的に言わない主義なところが素晴らしい。そこがお姉のいいところ。

ただ、namoだけは除外なのなんでよ。弟にも意地悪せずに優しくしてあげて。

 

と言ったら、

 

ほら、な?そうやって私のこと褒めた後にだいたいひとつ残念ポイント言うやろ。namoには言わんのに。

 

ぐへぇ、お姉、痛いとこ突いてくる!ちゃうねん、namoは残念ポイント多すぎて、褒めるとこの方が少ないんや!

 

 

namoのいいところ、体調悪い人のことを気遣える。期待されていない分、たまに得している。

キャンペーン

さっきおチビとnamoが話してた。

 

な〜、namo〜、今、自分で歌つくってみるキャンペーンやってるやんか?

 

んー?うん。そやなぁ。

 

namoもう作った?歌。

 

まだー。いま作り中かな。

 

おチビ途中までできたで!

 

まじで!どんなんか聞かせて。

 

まだ、途中で切れちゃうから聞かせられへん。

 

キレちゃうん!?ブチギレの歌ってこと?

 

ちがう!!途中で切れちゃうねん。まだ完成してないねん!

 

キレちゃうん?え?どういうこと?何でキレるん。

 

だ、か、ら!そういうこと違うって。まだ、歌が途中までしかできてないねん!いいとこで切れちゃうねん!

 

ふーん、そうなんや。歌なんていう名前なん?

 

ラッキージョーカーやで!

 

え?!私、我慢して聞いてたけど、それ聞いて思わず吹き出して、口挟んでしまった。

 

歌作ってみるキャンペーンっておチビが考えたん?

 

うん。そやで。おチビが考えてん。キャンペーン。しかも、むりょう!いいやろ?

 

無料なんや。それは良いな!

 

いいやろ。ママも歌作ってみる?

 

おチビ、とても満足げ。

 

おチビのいいところ、日々キャンペーンを思いついて、開催して、人を巻き込む。いいね、ママはそういうの好きやわ。企画力と巻き込み力は、大事やで!

 

namoのいいところ、全然聞いてなくても、とりあえず話を合わせることができる。

 

 

 

 

綿花

この間、namoと西脇市まで、綿花の収穫と播州織の見学にいった!

 

namoは肌があまり強くなく、特に冬場は調子が悪くなり、ブツブツザラザラになる。化繊の速乾性のあるTシャツとか、夏場はぜんぜんどおってことないのに、乾燥する冬場はかゆくなったりする。なので、基本肌に直接触れる部分は綿100%の下着とか服を着せるようにしている。

 

で、その綿の原料が、これやで。

 

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と、namoに教えた。これがnamoのパンツやシャツになるとは。綿花とは不思議な植物やなぁ。

 

これ、古代のミイラの体の中にも詰められてたり、包帯になって巻かれてたりするんかな。

ミイラの包帯からnamoのパンツまで今も変わらず使い続けられているということは、やっぱ綿って、身につけるものとしては特別素晴らしい素材ってことやん。


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母がミイラに想いを馳せる一方、namoはどんどん綿花を収穫していた。すぐ飽きるかとおもいきや、実の中からふわふわの綿がどんどん出てくるのが面白いらしく、結構頑張って収穫してた。種をたくさんもらったから、春、庭に植えてみよう!

 

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そうそう、私の大好きなヤギもいた。

やっぱ可愛い。黒い小さいの、大きくならない種類の子かな?人懐っこかった。

播州織の工場の中も少し見学したら、糸を作る機械、布を織る機械が動いていて、オシャレな人たちが働いてた。国産の綿はすごく少ないらしい。だから日本で綿といえば、ほぼ外国から輸入したのを使ってるんやな。

 

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namoは何の疑問もなく、稲を刈れと言えば刈るし、綿花を摘めといえば摘む。私は稲を刈れば卑弥呼、綿花を摘めばミイラの気持ちになるけど、namoはそういうんじゃない。

 

何でそんなことするかとか目的とかそういうのはnamoは考えない。目の前のことが楽しそうかどうかだけ。でも多分こういうことを繰り返してたら、きっと、学校の勉強とつながる日が来る。

 

このふわふわのやつさぁ!学校でも育ててるで!

 

って言ってたけど、そういうことよ。あの時学校で習ったアレはこれの事か!この布に使うのか!ってひとつわかったやん。

 

稲刈ったり綿花摘んだりして、そのうち、農業のこととか、自給率、エネルギーのこと、さらに日本だけじゃなくて、外国とのつながりとかを、考えるきっかけになったらいい。

 

namoは今は何も考えてないけど、こういう経験をたくさんしたら、勝手にそういうアンテナが敏感になって、当たり前に自分で考えられる人になるんじゃないかなって思っている。 

 

そこで大事になってくるnamoのいいところ、初めてのことを抵抗なく受け入れるところ。とりあえずなにも考えずになんでもやってみる。

 

namoは勉強が大嫌いだけど、自分学習してるとこ見てると、やる意味がわかったらちゃんとやれるんやと思うんよなー。

 

学ぶ楽しさなんて私は成人してからやっとわかって、それでもとりあえずギリ間に合ってるから、namoも大人になるまでに分かったらいい。

 

 

硯を洗う

習字の後、珍しく素直にnamoが筆を洗っていた。洗面所に真っ黒な水を溜めて嬉しそうにじゃぶじゃぶしている。。。

 

本当はすずりも洗ってって言われてるねんけど。これ、どーしたらいい?

 

え?硯??前いつ洗ったっけ?

 

namo、あらったことない。

と言って、見せてきた硯には墨の塊と半紙のカスのようなぼろぼろしたものが硯と一体化するように、べっとりとこびりついている。

 

こんなもん洗面所で洗ったらあかん!!傷だらけの真っ黒けになる。風呂場で洗うんや。あぁー思い出した、ほぼ1年前に、私風呂場で硯洗ったな。↓

 

fnamo.hatenablog.com

 

うーん。これは手強そう。プラスチックケースに硯を入れて、お湯につけて、ご飯食べるあいだ、ふやかしてみるか。。。

namo、はやく硯とともに入浴したいために、すごい勢いで食べ終わって、さっさと風呂入りに行った。

 

私とおチビはまだご飯食べてるのに、風呂場から、ママ〜!って呼ぶ声聞こえてくる。とりあえず、無視。

 

その後も2分おきぐらいに、ママ〜!ママ〜!!

と何度も呼ばれ、嫌な予感しかしない。

 

意を決してみにいったら、風呂場、大惨事。

風呂、あんまり掃除してないから、ヌメリに墨が絡みつき、床が真っ黒になってる。namoは、メラミンスポンジで硯をゴシゴシこすっている。永遠に流れ出る墨液、そして墨のかたまりと削れたメラミンが一体化したカスが大量に散らばっている。

 

できれば、そのプラスチックケースから出さずに、中で洗って欲しかった。しかも何で脱衣所まで墨ポタポタ垂れてるんよ!!あちこちについてるやん。もー!ちょっと、考えてよ!

 

って、イライラして言うと、

 

黒いカスをゴミ箱に捨てにいってん。namo初めてなんやから!やり方わからんに決まってるやんか!初めて硯あらってんからさぁ!

 

と、言い返してくる。裸で。真っ黒になって。硯にはまだ墨がこびりついてる。先は長そう。。。

 

とりあえず、硯はもういいから、あたたまってから、出てきなさい!

 

リビングに戻るとおチビがまだご飯食べていて、

ママ、ちょっとこの茶色いやつ食べられへんねんけど。

と言う。

 

この日の晩御飯はビビンバ丼。茶色いやつってゼンマイのことか。ほなその茶色いのは残していいから他は食べ。

 

しばらくすると、今度は風呂入ろうとしたお姉のブチギレた声聞こえてきた。

 

ぎゃー!何これ!namo!namo!!!ちょっと!namo!!!汚い!!

 

namoは無視を決め込んでいる。と言うより本当に聞こえてないのか?いつものパターン。キレるお姉をなだめ、我慢してそのまま風呂入るように伝える。

 

ここで私は、ベッドで布団にくるまってしばらく無になることにした。全てを忘れ、しばし瞑想タイム。

 

お姉が風呂から出た後、そっと風呂場を見たら、洗い場中にちらばっていた墨とメラミンのカスがそのまま流され、ヌメヌメの排水溝にすべてひっかかっていた。髪の毛と、黒いメラミンのカスと、ヌメリの混合物が詰まっている。

オェー!見なかったことにしよう。

床の黒いのはnamoに磨かせることにした。風呂磨くブラシと洗剤を渡して、今すぐやらないとどうなるかわかっとるな?と圧をかけた。

 

リビングに戻ると、おチビが、やっぱり食べられへん。と言う。

 

見ると、ほぼ手付かずのビビンバ丼。上に乗ったお肉だけ食べて、あとはぐっちゃぐちゃになってる。

 

えー?1時間くらい食べてたやん。なにしてたん?どうせ、おやつ食べすぎて食べられへんのやろ。もういいわ、ごちそうさましなさい。

 

ぐちゃぐちゃの食べ残し、もう誰もさすがにこんな残り物、食べられへんから、捨てるか、、、とビニール袋に入れる。もったいないなぁ。と思ったらすごくイライラが込み上げてきて、私、ちょっと意地悪な気持ちになった。

 

おチビ、これ見て。と、袋に入ったご飯を見せた。

これさっきのおチビの残したご飯やけど、ゴミになっちゃった。もったいないよな。ごめんなさいして、この袋、自分でゴミ箱に捨てに行きなさい!

 

おチビ、袋持って大泣き。ごめんなさいぃぃぃぃ!!わぁぁぁ〜って、悲劇の人になってる。

 

はじまった、おチビのじぶんしっぱいモード。だけど、さっきもう食べなくていいと言われた時、あーよかった。フゥ〜!って顔したのを私は見のがしてへんで。

 

さっさとゴミ捨てて、歯磨きして、風呂入って、おねんねです!!!

namoも、お姉も、おねんね!!

 

もう、限界!

 

namoのいいところ、筆と硯と風呂の床をあらったところ。

 

Amazonで254円で新品の硯売ってた!風呂場大惨事にしてまで硯洗う価値あったんやろか?!

 

 

 

 

高野豆腐

こないだ学校から帰ってきたnamoが、今日の給食がめちゃくちゃ美味しかった!もっと食べたかった!

 

と言ってた。どんなんよ?と聞いたら、

 

高野豆腐が小さく刻まれてて、ひき肉と玉ねぎとにんじんが入ってて甘くて、高野豆腐がめっちゃジューシーで、うまいやつ。親子丼みたいな味。

 

なんだそれ?とおもって給食のスケジュール表を見たら

 

 

こうやのそぼろに

 

と書いてあった。またえらい渋いメニューやな。

それを、

 

お腹いっぱい食べたかった!

 

というので、献立表に載ってる材料とnamo情報をもとに、再現してみた。

 

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お得用のでっかい高野豆腐を10個くらい水で戻したら、予想外にふくらんで、フライパンいっぱいにできた。我が家の28センチの深型の鍋のようなフライパン。すごい重量。軽く10人前はある。余ってたブロッコリーの茎も入れた。

 

namoは、これこれ!うっま!んんんー!

 

といってごはんにかけて丼にしてものすごい勢いで大量にたべた。namoが食べてると、カレーに見えるのなんでやろ。もちろんしゅうまいもバクバクたべた。5人家族、1人一個やっちゅーねん。他の人のことも考えて!

 

 

namoのいいところ、いがいと食レポがうまいところ。高野豆腐が好きなところ。多分高野豆腐って栄養あるから、たくさん食べたら身体強くなるはずや。

 

namoが好きだし、非常食も兼ねて常備してるけど、私、子供の時、高野豆腐なんて大っ嫌いやったわ!

 

 

服ダサい問題

お姉はシンプルな服が好み。だから、だいたいの服は、namoがお下がりで着れる。namoの服で傷んでないものは、おチビに回す。

 

そういう都合で、お姉、namo、おチビ、うちの3きょうだいの服装は、全員なんとなく中性に寄ってる。おチビなんか全身男の子の服の時あるけど、全然気にならないらしく、この服カッコいいと好んで着ている。

 

しかし、小6のお年頃なお姉のファッションがそのままでは、さすがにダサい。ダサいだけでなく、お姉はあまり何も考えてないので、暑い日に厚着になったり、逆に寒い日にぺらぺらの着ていったりする。

 

今日その格好寒いで。とか声かけようもんなら、とたんに機嫌悪くなる。上下デニムはちょっと、、、と言いかけても不機嫌になる。いやいや吉田栄作とかすぎちゃんとかまだ言ってないで?!私。

 

なので、たまには、オシャレな服を買ってあげよう!と思って、ちゃんとしたお姉さんブランドの服買った。

 

なのに、ぜんぜん着てくれへん。あぁ、こういう服、誰々ちゃんとか、誰々ちゃんも着てるわ。と言って丸めてクローゼットの奥底に入れられてる。相変わらずいつも同じ、楽な着古したダサい服着るのなんでなんや。

 

パーカーが欲しいっていうから、店に買いにいった。でも思ったようなのがなくて、お姉だんだん不機嫌になってくる。もうこれでいい。とお姉が言ったのは、私が、それどう考えてもデカいし、おじさんや、どこぞのお父さんも同じの着てるで?と言った無印良品のメンズのグレーのパーカー。しかもたいして気に入ってるわけでもなさそうなのに、3900円。サイズも合ってない。

 

いや、やめとこうよ。結構高いし。ほんとにちゃんと着るん?買っても着てないの、たくさんあるやん。と言うと、ムスッとしてそこから無言。ママは自分の好みの服しか買わないとでも言いたげ。

 

違うねん!パパは欲しいと言われて、すぐ買うけど、結局その場のノリでよく考えずに買ったやつって結局全然着てなかったりするやん。もっとよく考えて買おうよ。

 

私がこんなに服ダサいことが気になってる理由は、小学校最大のイベント、そう、修学旅行があるから!みんなおしゃれしてきてるのに、変な服で行って、卒アルに黒歴史刻むわけにはいかんねん!!

 

お姉のいいところ、ダサくても気にしない!人間の良さは中身です。

 

いやいや、確かにそうだけど、お年頃の女の子なんやし、外見も多少は気にしようや!!

 

 

 

 

女子

namo、女子から、好きな子いーひんの?

 

ときかれたらしい。好きやな、女子はそういう話。

 

namo、

今は自分が1番すき。って答えてんけどさー、そしたら、めっちゃ笑われた。

 

でしょうね。

 

じゃあ1番好きな女子って誰なん?と聞くと、

 

んー。おチビかな。お姉は最下位やな。

 

廊下から、

おい!!聞こえてるで!!

 

と、お姉の声がして、namoは変な顔して肩をすくめている。

 

誰かnamoのことを好きな女子おらんの?と聞いたら

 

そんなん、人の気持ちはわからへんわ。わかるんやったらすごいわ。

 

と、もっともなことを言う。

 

あの毎年チョコくれる子は?

 

んー。今もめっちゃ話しかけてくれるで。今も好きでいてくれるかは、分からん。人の気持ちは分からんからな。

 

一丁前なことをいう。

 

よく一緒にキャンプ行くあの子は?namo、あの子のこと、好きやろ。みんなでおっても、気づいたらよく2人で遊んでるやん。

 

好きっちゃー好きやけど、妹って感じやな!

 

いや、弟って思われてるかもよ。

 

まさかそんなことないやろー。namoが年上やねんから。きょうだいて感じやな。おチビの次に、仲良しやな。

 

まじでか。そういうのが漫画では高校生になったら恋に落ちる王道のやつちゃうん。と思ったけどそういうのからかうのはオバサンぽいから言わなかった。

 

6年のお姉さまたちはどうよ?みんな優しくて可愛いやん。

 

げー!なんでやねん。いつもえらそうにされるし、アホとか気持ち悪いとかいわれるし、全然ちがうわ!!

 

 

は?誰が偉そうやって?!

と、お姉がまた話に割り込んでくる。自分が文句言われてると思うと、すぐ反応するんや。

 

 

 

namoのいいところ、お姉さまたちからのかわいがりにより、メンタルが鍛えられているところ。